これは、看護協会が推進する「ワーク・ライフ・バランスの実現」への取り組みのひとつです。この活動の先には、ワーキングマザーだけではなく、看護師だけでもなく、職種も越えて、全ての職員がお互いに支えあえる、より良い職場環境になることを目指しています。
働き方も多岐にわたってきていますが、勤務時間短縮や看護休暇等の制度利用が可能になっても、実際のサポートや具体的な仕事内容は、各病棟で様々なのが現状です。ワーキングマザーが働き続けるためには、本人の頑張りや周囲のスタッフの理解・思いやりに頼るだけではなく、現状の把握と評価に基づいた病院全体のサポート体制が必要不可欠です。ワーク・ライフ・バランス(WLB)の実現に向け、看護職の離職率を減らし、妊娠・出産しても「子育てしながら笑顔で働き続ける」ための働き方の変革を行うために、2011年8月26日、当プロジェクトをたちあげました。現在は、男女共同参画キャリア支援センターの支援のもと、組織で連携をはかり、働きやすい環境づくりに向けて活動を続けています。
《今までの活動内容》・組織化強化活動
(男女共同参画キャリア支援センター・臨床心理士・看護部・管理課・人事課・不妊症看護認定看護師・院内保育園等との連携)
・院内報(働くママのリアルな日常:ロールモデル紹介)
・オールマリアンナナレッジフェアポスター展に参加・入賞
・病棟ラウンド
・ニュースレター発行、各種情報提供
・妊娠おめでとうカード、復職お帰りなさいカードの配布
・シンボルマーク作成
・ワーキングマザー同士の交流会開催
・LINEグループの活用
・衛生学的手洗い歌(子供向け)作成とポスター作成・配布
シンボルマークの意味幸運のシンボルとしても有名な、ケアンズなどの熱帯地区に生息する青い蝶「ユリシス(日本名:オオルリアゲハ)。
とても美しく、虹青色に輝く羽をもつ、大きな蝶です。
その輝きは数百メートル先でも確認ができ、大空をスピーディーに、優雅で華麗に飛び、多くの人の心を魅了します。
この姿は、育児と仕事の両立に奮闘しながらも、美しくはばたき続けたいと願うワーキングマザーのシンボルマークにぴったりです。